
Mac OS X betaの発表があり、私も土曜日の高島屋の行列に並び、手に入れました。最新機種ではないPowerBook G3 300/333改にインストールしてみましたが、アプリケーションの起動時間がかかる、ギミックが重く駒落ちしてしまう、αチャンネルの実装のために色階調が減っている、などすぐに目に付く欠点が沢山あります。
NeXTユーザーの目か見ると、あれほど使いやすかったWorkspace Managerが、まるで機能限定になってしまったような印象を受けるし、ファインダーとも違う中途半端さを感じます。もともとWorkspace Mangerはファイルブラウ
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ザであって、深くて複雑なディレクトリを行き来するのに便利なツールであるのに対し、ファインダーはファイルシステムの実体、そのものであり、立場が違うものです。それを見かけだけファインダーにしたWorkspace Mangerは不便なだけで、旧来のMacユーザーの為にはファイルシステムの確実な実体としてのファインダーを別に用意すべきだと感じます。あくまでもFinderがあって、Workspace Managerも使えるというのは×でしょうか?
日本語版を見て、一番期待したのは漢字の搭載がどの程度できているか、ということです。一例ですが、掻痒という漢字、我々が手で書いている字と違うことは有名です。下はhiraginoフォントにある「やまいだれ」の漢字群ですが、Osakaと比較すると、字がだいぶ多いことに気付きした。こういう基本的な進歩は大変喜ばしいことです。
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