31/Dec.

Discontinued

暮れも押し迫り、突然のニュースが舞い込んできました。昨日付けのO'Grady's PowerPageによると、PowerBook G3 Series DVD-Video Kitが製造中止になったというのです。注文をキャンセルされてしまった人の怒りの報告としてとり上げています。

同時にAppleのTech Info Libraryに新しくDVD Technology: Overviewが掲載され、本文中では「ハードウェアソリューションとしてPowerBook G3 SeriesにはDVD-Video Kitがある。」とこれまでと変わらないコメントあり、一行も「製造中止」については触れていません。O'Grady's PowerPageはさらにQuickTime 4.0にはMPEG-2デコーダはインプリメントされないと言っています。DVD Technology: Overviewでは将来、MPEGエンコーダに統合すると予告しています(時期は書いていない)

いったいどうなっているのでしょうか。Apple DVD Player,version 1.1は、完成度を増していたのに、何か問題があるのでしょうか。年明後のAppleの動きを観察するしかないようです。情報お持ちの方メールお待ちしています

さて、新しいドライバーアップデートとしてインターナショナル版のモデムアップデータが乗っています。これは残念ながら、前に発表されたUS版と同様、国内のモデムをアップデートすることは出来ないようです。v34で強制的に接続するモデムスクリプトが付属しているので、回線品質の低いときに安定して接続できる選択枝が広がりました。

International Z-Modem Update 1.3

30/Dec.

1998 -> 1999

年の暮れも押し迫り、秋葉原からはデスクトップG3は在庫限りの張り紙が目立ちはじめました。Macintoshの世界ではアラシの前の静けさ。一部の噂ではP1が年明け早々ジョブスの口から発表になるかもしれないと言われています。どちらにしろ、Yosemiteのマザーが1月に店頭に並ぶことになるのでしょう。秋葉原を足早に巡っても、新しいものは有りませんでた。

  • ソフマップ:1000円で店頭に並んでいたEndNoteはとうとう無くなりました。
  • 五州商会:G3 series US Keyboard、VST ZIP Driveなど動きはありません。1月第2週前に入荷する期待が高まったとのことです。
  • 秋葉館:30日、31日と棚卸しのため閉店。英語版iMacが15万円台の張り紙。高速版iMac近いか?
  • LaOX秋葉原Mac館ALPSMD-5000iは完全に在庫が無くなったそうです。

29/Dec.

Soft DVD player 4

Frederic Aloe氏が開発中のSoft DVD-Playerがバージョンアップしました。新しいバージョンではDVDディスクから自動的にファイルをチョイスする機能、実時間での再生これまでは駒落ちするのではなく、表示できる最高コマを表示していました。従って、秒間10コマ平均ですから1/3スロー表示だったわけです。それと、バグフィックスがなされたそうです。実際には実時間にはほど遠いのですが、前よりもとても改善しています。また前のバージョンでは24bitカラーを選択すると、NTSCでもPALモードのままだったのですが、今回のバージョンではNTSCで再生できるようになりました。Frederic Aloe氏、は前に予告していた再生可能タイトルリストを、ご自分のホームページで公開しています。それによるとフランスで入手できるzone 2のソフトは読めるそうですが、日本国内(zone 2)のソフトの多くはプロテクトがかかっていて再生できません。これからも日本で手に入るDVDソフトの再生可不可リストを順次拡張して行く予定です。

DVD-Player 0.91.05beta

28/Dec.

Printer

もう年賀はがきは書き終えた、と言う人には関係がないかもしれまが、一年の内で最もプリンターが売れるのはこの時期かもしれません。写真画質カラープリンタを2台選択し、どちらがよいか検証してみましょう。選択基準として、10万円以下、Macintoshで使える、A4クラスとしました。こうなると、画質的には理想的なデジタルカメラ系の昇華型A6プリンターは選択範囲からはずれます。ただし、このクラスの性能は目を見張る物があり、臨床でポラロイドの代わりとしてカルテに添付する分には、十分使える物が多くあります。印字スピードもそれなりの物があり、発色も自然です。ポラロイドと違い、デジタルデータをきちんと残せば、スライド原稿として保管でき、印画紙も薄いので、カルテがかさばりません。306dpiの製品なら十分実用に耐えるでしょう。実際の印字見本を比べると、EPSONPM-770CALPSMD-5000が画質の上ではトップクラスを形成し、他社の製品は一歩見劣りします。

最高画質モード

EPSON PM-770C
ALPS MD-5000
画質

目を近づけても、印字ドットを判別すること難しく、ハイライト部分のグラデェーションも自然。肌色がとてもきれい。髪の毛一本一本が判別出来るシャープさを持っている。これには、大きさの違うドットを最適に並べるドライバー側の工夫も有るようだ。

30cm離した状態で見れば、写真と見間違う。しかし、詳しく観察すると、ドットが見える。これは、規則正しく配列したヘッドが逆に階調を表現するためあるドットパターンを目立たせてしまうためのようである。ドット一個が見えるわけではなく、ドットのグループが細かいメッシュにのように見えてしまう。

昇華型と比べて

よく観察するとインクドットのパターンがあり、粒子感の全くない昇華型と比べると、劣るが気にはならない。昇華型よりも解像度が高いため、画像はシャープ。ピンぼけ感は皆無。

昇華モードとしているが、A6クラスの小型昇華プリンターと比べると、明らかに劣る。もちろんカラードップラーエコーに付いている、A5プリンターよりも画質は下であるが、解像度は非常によい。

これまでの問題点

耐久性は印刷用紙とインクの改善で格段に良くなったらしい。しかし、これは長期の観察が必要であり、染料系インクを使っている以上、耐久性は顔料系に比べて低いと言わざるをえない。耐久試験用に保存した4年前のEPSONの印字結果は、全く光に当てない状況下でも退色は進行していた。

顔料系であるので耐久性は高い。しかし、2年間放置すると、退色は進行する。が、同様の状況で染料系のものは判別が難しくなるほど退色するのに比べれば、非常に良いと言える。

総合

印字直後の状態は、引き延ばした銀鉛写真に匹敵し、この値段で望むらおそらく最高の画質と思われる。ただし、長期保存用途には向かないだろう。

昇華モードに昇華プリンターの画質を期待してはいけない。ただし、現状でこの値段で、保存用途ととしては最適である

普通紙印刷モード

EPSON PM-770C
ALPS MD-5000

画質

写真画質用専用紙を見た後では明らかに劣る。基本的に普通紙に印刷すべきではなく、インクジェット専用用紙を使うべきであり、コンビニでも手に入る。ただし、お年玉付き年賀はがきに印刷したい場合は困る

昇華モードよりだいぶ劣る。階調を出すためのドットパターンが整列するため、一個一個のドットは目立たない物の、斜めのパターンが非常に気になる。と言っても、雑誌折り込みのグラビアページを悪くしたぐらいの画質はある。普通紙に印刷しても表面に光沢があり、コントラストは良い

耐久性

インクジェット専用用紙は、基本的ににじまないことを目的としているので、紫外線などの耐久性に関してはあまり期待できない

まだ検証していないが、顔料系インクを一部使用したインクジェットプリンターが、経年変化で顔料系インク以外の部分がかすれて見えなくなることがあるので、期待はもてる。

コスト

インクジェット専用紙は、安価になっている。

ただし、殆どレーザープリンタを使い、年に数回カラープリンタを使用する状況では、本体の値段がそのまま一枚の印字コストに反映するので、大差はないと思う。さらに言うなら、長期間放置されたインクジェットプリンターはヘッドの目詰まりや、乾燥で多くを無駄にする運命にある。

印字コストを考えて普通紙とするには、他のコストがかかりすぎているのでナンセンス。お年玉付き年賀はがきに印刷する場合は、非常にアドバンテージが有るが、年に1回である。手帳のリフィルへ印刷する場合は紙質を選ばないし、OHP原稿を作る場合は1枚500円もするインクジェット用OHPシートの代わりに、安価な耐熱シートを使えば良く、経済的である。

性格上、経時変化に強く長時間使わなくてもすぐに使え、無駄が少ない

総合

プリンターが一台しかないのなら仕方がないが、職場などでレーザープリンタを使えるのなら、普通紙印刷は切り捨てるべき。切り捨てれば、欠点ではなくなる。

完全ではなく、最高の選択でもないが、他に選択子を持たない場面が少なからず存在する。用途がそこにあるなら、買い。

とういうことで、レーザープリンタを使える環境にあり、フルカラー印刷を手に入れたかった私としては, ALPSのMD-5000iを購入してきました。iMacカラーの限定商品なので、27日の時点でLaOX秋葉原Mac館で残り一個状態でした。

27/dec

Window shopping

午前中の診療終了後、大急ぎで秋葉原へ。G3関係のEquipmentが無いか探してみました。実物には巡り会えませんでしたが、US KeyboardとZIPドライブに関しての話を聞けました。

  • US Keyboard 予約済みの人には既に商品が発送され始めたようです。本日予約すれば来月第2週には手に入るショップも出現。
  • VST ZIP Drive 1月第2週頃にある程度入荷することが出来ると言うショップがありました。

26/dec

MP3 (2)

MacCentralによるとMacOSからでも利用できるポータブルMP3プレイヤーが発表されるとのことです。(1これはPONTISが開発中のもので、シリアルケーブル経由でデーターをダウンロードするとのことです。PONTISによると1999年2月をめどにMacOS用のソフトウェアバンドルバージョンの発売を予定しているとのこと。RIOが現状ではMacOSをサポートしていないので、Macユーザーとしては期待できます。大きさは110×70×18mm、170g、乾電池2本で10時間の駆動だそうです(2。スペックはRIOに比べるとやや劣りますが、スマートメディアは2枚同時挿入が可能。内蔵メモリについての情報はありませんが、来年発売予定の32MByteメディアサポートということですので、最低でも64MbyteですからCD一枚分は入りそうです。

今月はじめの発表になりますが、GameSprockets_1.5が出ていました。MacOS8.6の噂を見ていると、QuickTime4.0やMachカーネルどうもMachが移植されるわけではなく、サブセットが移植されるそうですね。しかし、マイクロカーネルより小さいからナノカーネルとは・・ネーミング恐るべし。の一部実装などの陰に隠れて、GameSprocketの再認識が行われるようです。現在UnrealやNanosaurといったゲームが一部利用していますが、今後ATI Rage128などの高性能3Dエンジンを積んだマックが増えれば、なおさら注目すべきことかもしれません。私はパソコンでゲームは殆どしません。ゲーム自体やる暇がないのですが、パソコンゲーム自体には大賛成です。というのも昔から、最もCPUの総合能力を要求される分野としてゲームがあり、ゲーム愛好家達は最もHighスペックなマシンを購入する人たちのある一定の割合を占めているからです。彼らが認めない機械は高性能とは言えないと思います。そういう意味ではMacintoshはこれまで一歩遅れをとっていたと、言わざるをえません。高性能3DチップとG3の組み合わせがこれからどういうことになるか、見物です。

最新ドライバー及びアップデータのページに加えてみました。

参考

  1. MacCentralPortable MP3 player being developed for Mac OS
  2. PONTISTechnical Specifications

24/dec

UDF

DVD-ROMなどの大容量メディアでは、UDFが使用されています。ところが、一部のソフト、(マウントしても、VIDEO_TSフォルダーに〜.VOBファイルが存在しないソフト、たとえば米国では「The Game」や一部の日本のソフトなど)では、Soft DVD Playerはおろか、Apple DVD Playerでも再生できません。その回避方法として、TILに「コマンドキー+Optionキー+I」を押しながらDVDを挿入する方法が乗っていました(1。こうすることで、UDFボリュームとしてではなく、普通のISO 9660としてマウント出来ます。

参考

  1. Article 24762: PowerBook: "The Game" DVD Does Not Run

22/dec

Mac OS 8.5.1-J

昨日、Mac OS 8.5.1アップデータ(日本語版)がアップルのサイトに発表されました。これまで、sherlockの日本語問題のためにアップデートをためらっていた人には朗報でしょう。ファイルメーカーproでのファイル書き込み時の問題の改善など、数々のバグフィックスがなされています。

Mac OS 8.5.1アップデータ

21/dec

LoneStar3

放射冷却で朝方の気温は下がり寒い毎日ですが、窓の外を眺めると、遠く秩父連山を望めるほど空気が澄みわたり、当直の疲れをひととき忘れることが出来ました。しかし、クロックアップしたCPUは、放射冷却のみでは足らず、本体右後部に内蔵した冷約ファンからの温風が、「高性能ノートブックの宿命」というエゴを振りまいています。そんななか、InterwareBOOSTER PB2400/320発売されました。インターネットの先輩諸氏により早速取り付け、インプレッションが行われていす。特質すべきはその温度特性でしょう。

現在、このPowerBook G3/333はG3 stripによると、温度対策後にもかかわらず80度を示しています。それに比べ、Lonestarを搭載し、ほぼ同程度の性能を発揮しながら(1、Fig.1遙かに低い52度(!)だそうです(2。このことは、Mizutani氏も述べられているように、バッテリー駆動時間にも期待がもてるということでしょう。

低消費電力、低発熱のLonestarは、ノートブック未来を広げるでしょう。

Fig.1 PBG3/333はMacOS8.5+SD8.1.2,Cache Clockは166MHz

Fig.2 こちらは同じ構成。ただし8bit color(256色モード)のグラフィックを含む総合値です。ハードディスクが遅い割にはデスクトップに対しても健闘しています。

参考

  1. Naritomo Mizutani:極私的PB2400c頁,Interwareベンチマーク編
  2. Naritomo Mizutani:極私的PB2400c頁,Interwareインプレッション

20/dec

DVD Software Update

4日前の12月16日にAppleはApple DVD Software Update v1.1を発表しました。それをインストールした人たちからの賞賛の声が、この二日間O'Grady's PowerPageをにぎわせています。日本国内ではDVD-Video PC Card for PowerBook G3が手に入らないので、「指をくわえて見ている」状態です。試しにダウンロードしても、必要なハードウェアが無いと言って起動しません。あたりまえですが

それでも、海外から聞こえてくる声は、賞賛ばかり。「画像と音声がずれることなく、スムーズになった」、「メニュー画面のコントロールが完璧になった」など、完成度は数段に良くなったことを伝えています。

Apple DVD Player,version 1.1

19/dec

DVD Decoder PC Card

DVD-Video PC Card for PowerBook G3が国内で手に入らないので、なにか他の方法は無いものかと模索中です。その一つがSoft DVD playerですが、プロテクション問題も抱えており前途多難といった雰囲気は否めません。DOS/Vの世界に目を向けると、ノートPCでもDVD movieを再生するハードウェアが何個かあるようです。汎用システムの一つとして、米Margi System社DVD-to-Goがあります。日本では日商エレクトロニクス株式会社が代理店となって取り扱っているそうです。

消費電力はAppleのDVD-Video PC Card for PowerBook G3と同じながら、同封される映像音声ケーブル(脱着可能)で外部テレビへの接続が可能とのことです。DVD-Video PC Card for PowerBook G3は本体側S-VHS出力から外部テレビに接続出来ます。

G3での利用は、ドライバー未対応であり不可です。残念

18/dec

Modem Update

アップルコンピュータ株式会社からApple モデムアップデータ J1-1.2.2が発表されました。これは、PowerBook G3 seriesとiMacの内蔵モデムのファームウェアを更新するものです。このアップデータを実行することで、第一世代のPowerBook G3 seriesはK56flexのみならずV.90のプロトコルが使えるようになり、第2世代でも、モデムファームウェアがロックウェルver2.2へアップされます。

注意事項として、携帯電話用PCMCIAカードやPHSカードなどを挿入したままでは、誤動作する心配があるので、カードを排出してから実行することとあります。アップデート前にシフトを押しながら再起動して、機能拡張を読み込ませない状態でアップデートすると失敗無くアップデート出来ました。

Apple モデムアップデータ J1-1.2.2

16/dec

RIO

Diamond Multimedia SystemsからDiamond Rio PMP 300 Portable Music Playerが発表されて久しいですが、最近秋葉原でも手に入れることが出来るようになったようです。このMP3再生専用機はMP3ファイルを作成する能力は無く、パソコン側でCDなどのソースから圧縮し転送するわけです。

この装置はあまり薄くもなく、小型さから言えば最新型のMDプレイヤーの薄さ、小型さを見ると見劣りしないわけでもないですが、その軽さは圧倒的とも言えます。乾電池1個で12時間近い再生能力を持っていることも、将来第2世代、第3世代の機種が出れば、とても小さくなる希望がもてます。

そこで、人よりも先にMP3を楽しみたいという人にとって、圧縮側のパソコンがDOS/Vに限られるところが、マックユーザーとしては問題になるでしょう。この製品にはスマートメディアの挿入口があり、リムーバルブメディアとしての使い方が可能となっています。そこが糸口になれば、マックからの利用が可能かなぁとおもい、少し調べましたが、結論を言えば現状でマックからのファイルダウンロードは無理でした。

これは、スマートメディアのファイルフォーマットが通常のデジカメなどで使用されているDOSフォーマットではなくRio独自フォーマットのため、マッキントッシュからは物理的に認識することは出来ず、当然エミュレーターを使用しても、パラレルインターフェースが無いため、コントロールできないのです。せっかくスマートメディアが使えるのだから、標準フォーマットでファイルのやり取りをRio側で可能としてくれれば、転送時間の短縮、マックからの利用も広がってくると思うのです・・・このような一方通行的なメディアのやり取りをすることで、著作権問題を回避しているのなら、今後の改善は期待できないかもしれません。

14/dec

US Keyboard

US Keyboardを探して秋葉原を回った結果、残念ながらまだ店頭に並んでいるところはありませんでした。現状でアップルマークのついたコマンドキーが小さくて他と区別が付きにくい為、タイプミスの一番の原因となっています。私は5300ceのときもすぐにUS Keyboardを探し、取り付けていました。一列キーが少ないため、キーピッチがゆったりとしており、ブラインドタッチでのタイプミスも減って大変気に入っていました。探しているのですが手に入りにくいようです。

また、一昨日の続報です。それによるとATI Driver Updateは1st generationのPBG3(要するに旧G3/233、G3/250、G3/292)のスリープ後にグラフィックアクセラレータが旨く作動しないバグをFIXしてあるとのことです。(1この状態でお困りの方は有効と思われます。どちらにしろ、重要なアップデートには違いないでしょう。

右上はじにグリーンのエリアを新設しました。このボタンからG3に関連する最新情報を載せるページにリンクするようにしました。

参考

  1. Article 24491: PowerBook G3 Series: Graphics Performance Issue

12/dec

ATI Driver Update

ケースカンファレンスなどで症例をプレゼンテーションするとき、少し前まではOHPに手書き原稿でしたが、それがマックで作るようになり、最近は液晶プロジェクターをパワーブックに直結して症例提示をするようになってきました。ぎりぎりまで原稿作成出来るという利点はあります。いつも間際に完成というお粗末な話ですが・・でもこの前の予演会(学会発表の予行演習)したある先生は、指摘された間違いをその場で直して失笑を買っていました。そこで不便と感じていたのは、ミラーリングが1024×768という最高解像度の時だけで、他の解像度では無理と言うことでした。さすがにXGAのプロジェクターは普通にはありませんからね。それが、800×600といったSVGAモードでもミラーリングが出来るようにドライバーが改善されたと言うことです。(1

ATI Driver Update 1.4.7

参考

  1. 丹羽真規PowerBook G3 Seriesを使いこなそう、12/11,1998

11/dec

Soft DVD player(3)

本日再びDVD-Playerのページが更新されていました。今回の更新で「来週にも時間軸とシンクロさせるよ」と予告が加えられました。問題点として浮上しているのは`encrypted`されたDVDソフトが読めないと言うこと。現在読めなかったのは次のような物があります。これ以上は確かめる気力がありませんでした。元気なったらリストを作ってみます。

  • 2001年宇宙の旅
  • ブレードランナー(完全版)
  • 007ゴールデンアイズ
  • ライトスタッフ
  • 青の6号
  • スピーシーズ
  • スフィア

DVD-Player 0.90.04beta

10/dec

Cool Down3 for PBG3

先日取り上げたNB-101のマウント時問題。Amuletの鈴木氏よりのアイディアで、挿入時にDisk First Aidを起動しておき、挿入後、Disk First Aidを終了させることで、特にトラブル無く使用できることが確認できました。この結果、CPUの冷却については「熱伝導シート」とNB-101の2本立てで、冬季は問題ないようです。

今後問題となるのは、夏期とマザーボード裏側のチップセット(ATI Rage LT proを含む)の冷却問題でしょうか。これらはインタークーラーや静冷台といった商品が効果的でしょう。

7/dec

Individual difference

個体差があったと言うしかないようです。実は、マザーボード上の空冷ファンが全然回らないので心配になり、別件でNCRに行ったついでに見てもらったところ、結局検証不能という理由からマザーボード交換となってしいました。注意深くマザーボードのRev番号など観察しましたが、同じ物。でも、マザーボード交換後より明らかに内部温度が上昇してしまったようです。今までのマザーが`当たり`と言うことだったのでしょう。平均で80度と熱対策前のレベルまで逆戻りしてしまいました。

まだ検証していないのですが、AmuletのスタッフよりNB-101の使用について知恵をいただきました。それは、マウントするときDisk First Aidを起動しておくというもの。後日検証してみようと思います。

6/dec

Cool Down2

キーボード下に張り付けた熱伝導シートと、プロセッササイクリングの併用でバッテリー駆動時の熱対策についてはある程度の解決を得ました。G3 Stripでのプロセッサ温度は最高76度で安定するようです。

ここで問題は、AC電源で、内蔵モデムを連続稼働する場合など最も熱に厳しい状態への対応でしょう。熱伝導シートによる対策で80度に達することは減ったとはいえ、内蔵モデムの連続稼働や、暖房のついた部屋での連続使用ではやや不十分であるようです。前回、使用を断念したPCMCIAカード型空冷ファンを再度使ってみました。

連続稼働で64度と、無いときに比べて約10度下げることが出来ました。分解して内部を見ると、電源の他のピンは全く接続されていないため、MacOSをだませば使えることが予想できます。少し乱暴ですが、物理的にマウントしたあとに、フォーマットを促す場面でFinderを強制終了させます。他の方法取り出すときは、リリースボタンを押します。邪道でありますが、夏期にレンダリングなどの連続稼働をするときに役立つのではないかと思います。

騒音は、内蔵ハードディスクよりも小さく、廃熱はトラックパッド前面の、液晶固定バックル穴から出てきます。

温度(MPU)

利点

欠点

未対策

なし
80度

熱暴走の危険性あり

ソフトウェア

プロセッササイクリング
60度〜76度
  • OSの標準機能である
  • 消費電力の節約
  • 連続動作では効果無し
キャッシュOFF
未検
  • 消費電力の節約
  • 処理スピードの低下

ハードウェア

インタークーラー

G3(試作品)

未検(64度付近)
  • MPU以外のシステム全体の冷却が可能
  • 騒音
  • モバイルには向かない
静冷台(試作品)
未検(64度付近)
  • MPU以外のシステム全体の冷却が可能
  • 個人的にはかっこいい
  • 持ち運びに向かない
PCMCIA式冷却装置

NB-101 for WIN95

64度*1
  • 持ち運び出来る
  • システム全体の強制冷却が出来る
Finderの強制終了が必要
熱伝導シート
74度〜76度
  • システムに内包
  • 連続動作時にも有効
  • 室温に左右される
  • 発熱するPCMCIAカー使用時に問題でる可能性あり。

*1熱伝導シートとの併用で、単独のデータではありません。

NB-101 for WIN95

  • Fan: 50×50×10mm
  • Speed: 3500rpm
  • Dimensions: 156×58×18mm
  • 電源:5V、0.09A
  • 価格:2500円前後

5/dec

Soft DVD player(2)

12月4日にDVD-Player 0.90.03betaが発表され、バージョンアップがなされました。このソフト、実によくクラッシュするわけですが、そのクラッシュの全てがバグではないと作者は主張しています。要するにDVD-ROMドライバーもしくはUDF Readerに問題があると示唆しているわけです。これは、Finder上の単純なコピー動作で問題が発生することで確かめられるそうです。US版ゴジラのDVDソフトがハードウェアデコーダーでも問題起こすことが報告されていることと関係があるのでしょうか。しかし、このソフト、0.90.02betaの時点で曲がりなりにも内容を確認できたソフトは「甲殻機動隊」だけ。さて、バージョンアップでどれほどの成果があるか、帰宅したら確かめてみたいと思います。

DVD-Player 0.90.03beta

1/dec

Cool Down

ノートパソコンも高機能化するに従い、その発熱量も大きくなります。消費電力を下げることと発熱量を下げることは同義でありますが、デスクトップと同じ環境を求めるのも人情。放熱に関しては、その容積、重量に限りのあるノートパソコンでは、デスクトップに比べ不利なのは当然。そこに工夫が出てくるわけです。

ノートパソコンの熱対策として大きく分けて2つ、一つは冷却系の強化であり、一つはプロセッササイクリングや、キャッシュ容量、クロックなどの制御による消費電力の削減にあります。

温度(MPU)

利点

欠点

未対策

なし
80度*1

熱暴走の危険性あり

ソフトウェア

プロセッササイクリング
60度〜76度
  • OSの標準機能である
  • 消費電力の節約
  • 連続動作では効果無し
キャッシュOFF
未検
  • 消費電力の節約
  • 処理スピードの低下

ハードウェア

インタークーラー

G3(試作品)

未検(64度付近)*2
  • MPU以外のシステム全体の冷却が可能
  • 騒音
  • モバイルには向かない
静冷台(試作品)
未検(64度付近)*2
  • MPU以外のシステム全体の冷却が可能
  • 個人的にはかっこいい
  • 持ち運びに向かない
PCMCIA式冷却装置
未検

(動作不可)

  • 持ち運び出来る
  • システム全体の強制冷却が出来る
MACでは動作不可
熱伝導シート
74度〜76度

*1

  • システムに内包
  • 連続動作時にも有効
  • 室温に左右される
  • 発熱するPCMCIAカー使用時に問題でる可能性あり。

熱伝導シートはそもそも、トラブルからのアイデア。購入当時にキーボードのロックが不十分であったことから熱暴走を経験したので、それを逆手に利用しました。すなわち、純正でもキーボードの裏側にヒートシンク(CPUカバー)の熱を伝達する仕組みがあるのですが、キーボードの上に5cm×5mmほどのパーツしかありません。実際には他の部分は僅かに浮いていて、接触してないのです。そこで、両面テープ式の熱伝導シート(株式会社ミヨシ:CPU-1HS,40mm×40mm)をちょうどMPUの上(キーボード中央、Gキーの下あたり)に張り付けました。この伝導シートはもともとグラフィックチップやブリッジチップにヒートシンクを張り付ける物で、それほど粘着力はありません。そのため、特にキーボードの脱着に問題は出ず、また、厚みのために変なストレスが基板にかかる心配もありません。僅かに浮いていたキーボードとヒートシンクの隙間が埋まりますが、キーボートが浮き上がったり、過剰な剛性感出ることもないのです。東京在住の人にはどこで購入したかメールでお知らせできますよ。でも、改造に当たりますので、リスクはそれなりにあります。各個人の判断でどうぞ。

評価は、ACに接続して、約8時間3Dオブジェクトムービーのレンダリングを実行。プロセッササイクリングは無し、定期的にハードディスクに書き込むのでハードディスクスリープもなしで、ビニールクッション(平坦であるので、放熱口をふさぐことはありませんが、熱伝導性は最悪)の上で、昨日(まぁ室温は東京で、エアコン無し、寒かったです)の環境で、74度でした。対策前の80度に比べれば効果有りです。もちろんキーボードは熱くなりますが不快というほどでもないです。許容範囲です。

PCMCIAカードの冷却装置は、PCMCIAカードに冷却ファンがついた物。カードの一部にスリットが入っていて、エアを吸い出すように出来ています。PBG3のヒートシンクはPCMCIAカードスロットの上まできているので、これがきちんと動けば効果的と思い、購入しました。しかし、実際にはフォーマットを促すダイアログが出てきて、フォーマットできないのであたりまえ排出され、検証不可能でした。このときばかりはマックのメディア自動排出の伝統がうらめしくなりました。

 

Medical macintosh (c) 1998,1999,2000,2001,2002

Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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