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27/Apr

FireWire Target Disk Mode

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017_Uni-North IC

017_Uni-North IC

CPUと密接に接続されるNorth BridgeであるUni-North ICは、驚くべきことに最大転送レート400Mbit/secのFireWire (IEEE 1394a)のコントローラーを内蔵し、DMAをサポートする。写真のレビジョン番号は01であるが、このFireWireリンクレイヤーが機能するのはリビジョン09もしくは0Aと表記されたものからとされている。

The Uni-N IC includes an IEEE 1394a FireWire controller with a maximum data rate of 400 Mbits (50MB) per second. The Uni-N IC provides DMA support for the FireWire interface. The new Uni-N IC included a FireWire controller will have a revision number of -09 or -0A.

018_FireWire Target Disk Mode

018_FireWire Target Disk Mode

起動時に「T」キーを押し続けることで、FireWire Target Disk modeと呼ばれる特殊モードで起動することが出来る。これはPowerBookのSCSIディスクモードに相当するが、特殊なSCSIディスクモードケーブルの代わりにFireWireケーブルを使用するだけだ。FireWireポートを最初から内蔵する、MacOS 9.0.4をインストールしたMacintoshで作動する。

One option at boot time is to put the computer into a mode of operation called FireWire Target Disk mode. This mode is similar to SCSI Disk mode on a PowerBook computer equipped with a SCSI port, except it uses a FireWire connection instead of a special SCSI cable. Target Disk Mode will work on the Macintosh with built in FireWire that installed MacOS 9.0.4.

019_date rate of random read accesses

FireWire 2 Go enablerはカードに付属していたFireWire2.1のドライバーを使っている人を対象にしたドライバーアップデートである。それに対しFireWire CardBus EnablerはAppleがFireWire2Goのドライバーとしてリリースしたものである。少し違いがある。

FireWire 2 Go enabler is for PowerBook users who are using the Newer Technology FireWire 2 Go. For those still using Apple FireWire 2.1 which shipped with the FireWire 2 Go card. FireWire CardBus Enabler adds hardware-specific support for the Newer FireWire 2 Go CardBus interface, for use with PowerBook computers by Apple. There is little difference between FireWire 2 Go enabler and FireWire CardBus Enabler.

019_date rate of random read accesses

020_date rate of random write accesses

020_date rate of random write accesses

Random Writeアクセスのベンチマークで僅かながら性能差がある。

There is little difference between FireWire 2 Go enabler and FireWire CardBus Enabler too.


PowerBook (FireWire)でもMacOS 9.0.4になってから安定してFireWire Target Disk Modeが使用できるようになりました。

PowerBookに専用コードを接続することで、バッテリー付き外付けハードディスクにしてしまうSCSI Disk Modeは、手軽に大量のデータの転送が実現する便利な機能でした。

FireWire Target Disk ModeはSCSI Disk Modeに変わるもので、もっと手軽に実現できます。電源投入直後に「T」キーを押しておくだけです。Target Disk Modeになると画面には黄色い大きなFireWireのマークが表示されます。

このFireWire Target Disk ModeはFireWireがビルトインされたMacintoshで有効で、PowerBook (FireWire)だけではなく、PowerMac G4でも可能です。


ここまではリリースノートを読めば判ることです。今回はこのFireWire Target Disk ModeをMacOS 8.6を搭載したPowerBook G3 Series 1998 (Wallstreet)で使おうという試みです。

いろいろ工夫してみましたが、最初からFireWireポートを搭載していないPowerBookをFireWire Target Disk Modeにすることは出来ませんでした。それだけではなく、FireWire Target Disk Modeで起動したPowerMac G4をマウントすることすら出来ません。

これはクライアント側にもFireWire 2.3.3の搭載が必要だからです。J-Mac OS 9.0.4 Updateの中に含まれるFireWire 

2.3.3の日本語ドキュメントをみるとMacOS 9以上が必要であると記載されていますが、同じFireWire 2.3.3(E)のドキュメントを読むとMacOS 8.6でも使用できると書かれていました。

よしとばかりに、TomeViewerを使ってJ-Mac OS 9.0.4 Updateの中のFireWire Enabler (J1-2.3.3)とFireWire Support(J1-2.3.3)を取り出し、同名の古い機能拡張と入れ替えてみました。

FireWire Target Disk ModeにしてあるPowerMac G4とPowerBook G3 300/14 (wallstreet)をFireWire2Goを介して接続しておきます。再起動してPowerMac G4が認識されるのを待ちましたが、認識する気配がありません。

そこでFireWireケーブルを脱着してみました。すると、デスクトップにPowerMac G4が即座にマウントされました。データ転送も問題なく、Target Disk Modeでマウントされたハードディスクをゴミ箱に捨てればコードを抜くことが出来ました。

ただし、FireWire2Goのアイコンをゴミ箱に捨てると、FireWire2Goが使用中なのにも係わらずカードが排泄されてしまったのです。こうなると、PowerBookは堂々巡りになってしまい、強制再起動を余儀なくされてしまいます。ドキュメントにも記載されている不具合で、使用中はカードをゴミ箱に入れてはなりません。

さて速度はどのくらいでしょうか。B's Benchによる、ドライバー経由の測定

(OS側のディスクキャッシュが有効になっている状態です。実際の使用状況に近い値になるはずです)ではシーケンシャルアクセスでは、読み書き共に約1.4Mbyte/secでした。

FireWireの理論最高値が50Mbyte/secであることからはほど遠い、PCMCIA経由のハードディスクよりも遅い値ですが、手軽さという意味では十分でしょうか。


もうすこし詳しく調べてみましょう。実はNewer TechnologyのFireWire2GoはAppleのFireWire CardBusシステムのリファレンス機で、ドライバーが本家AppleからとNewerからの2種類出ています。

AppleのリリースするFireWire CardBus Enabler 1.0.1はFireWire 2.2.2と同時にリリースされたもので、FireWire 2.3.3(E)でも同じドライバーが使用されています。NewerのFireWire 2 Go enablerはFireWire2.2.2リリース後に発表され、FireWire 2.1のFireWire CardBus Enabler 1.0と入れ替えるようにと指示されたドライバーです。どちらが新しいのかは微妙なところのようです。

020_date rate of random write accessesをみると、僅かではありますがFireWire 2 Go enablerがすぐれているようです。しかし、カードを入れたまま起動すると、一度脱着するまでカードアイコンが白紙になってしまうなど、動作に不安を感じさせます。(白紙アイコンのままでも動作はします)二つのドライバーには殆ど差がないようなので、私はAppleがリリースするFireWire CardBus Enabler 1.0.1を使用しています。*1


NEW*1 17/May 2000追記

FireWire 2 Go enabler1.0.1が5月16日にリリースされ、アイコンが装備されるとともに、カードを入れたまま起動してもカードアイコンがちゃんと表示されるように改善されました。ドライバーの性能は若干、FireWire 2 Go enabler1.0.1がすぐれているため、現在はこちらを使用しています。

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.
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