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2/Oct.

RAID

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1994年当時、当時既にマザーボードはPCIバスが主流になりつつありましたが、まだPCIのSCSIインターフェースは安定性に欠けていました。RAIDを搭載するにはEISAバスが必要だった時代です。

移行期に僅かに存在した、PCI/EISAマザーボードにDPTのSCSIインターフェースを組み込み、NeXTSTEPを動かしたのはもう5年前になります。(Fig.1)

3つのドライブにデータを分散し、2台分の容量を確保しつつ、一つのドライブがクラッシュしても自動的にデータを補完するRAID5は、バックアップの煩わしさから解放される一つの方法です。

Hard Disk ToolKit3.0を利用するとSoftwareでRAID0(ストリッピング)、RAID1 (ミラーリング)が可能です1)

亀岡秀作氏はPowerBook G3 Seires 1998がAC駆動時に3つのハードディスクを搭載できる数少ないノートブックであることに注目、同容量のハードディスクを内蔵したXcarEt Media Bay Hard Driveを2機搭載することで、ブートディスクとは別に2台のIDEを確保し、RAIDを構築できるのではないかと指摘してくれました2)

Hard Disk ToolKit3.0がIDEのRAIDをサポートするかどうかは確認していません。しかし面白いテーマであることは確かです。情報をお持ちの方お待ちしています

fig.1 1994年当時米国DPT社のRAIDボードを搭載した自作機

参考

  1. MacWeek Online:Hard Disk ToolKit3.0がRAIDをサポート 4/Dec 1998
  2. 亀岡秀作氏より、FAQ応募 28/Sep 1999

30/Sep.

Modified XcarEt

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XcarEt Media Bay Hard Drive(fig.1)はPowerBook G3 Series 1998のExpansion Bayで使用できるハードディスクです。そのインターフェースは内蔵ハードディスクと同じ左右のHeathrowを使っているため、現状で利用できる最大のスループットを実現しています1)これ以上のスループットを利用するにはiBookやPowerMac G4で新しく採用されたKeyLargo(I/O controller)のATA-662)を利用する必要があります。最近の2.5inch IDE HardDiskの中にはメディア・コントロール基板間のデータ転送速度がHeathrowの最大転送速度の16.6Mbyte/secを越えるものも出始めています。

日本の販売店の店頭で入手できるXcarEt Media Bay Hard Driveの多くは0GByte、すなわちハードディスクレスのケースのみの販売が主です。例えば、内蔵ハードディスクをより大きな容量のものに交換した後、最初に組み込まれていたハードディスクを再利用する場合に重宝します。

しかしXcarEt Media Bay Hard Driveに搭載できるHardDiskは2.5inchで厚みは最大12.7mmまでです。そのためPowerBook G3 300/14及びPowerBook G3 292/14に純正で搭載されている厚み17mmのIBM Travelstar 8GS(DYLA - 28100)は利用できませんでした。この8GByteのHardDiskを再利用するにはCitiDiskなどの物理的制約のないものを選択する必要があったのです。

fig.1 XcarEt Media Bay Hard Drive for Wallstreet

そうしたなか、terurin氏より数点の写真入りでXcarEt Media Bay Hard Driveを加工し、厚み17mmの2.5inch HardDiskを組み込むことが出来たとするメールを頂きました3)もちろんこういう改造をした場合は、メーカーや販売店の保証は受けられなくなります。各個人の責任とお考え下さい。

terurin氏はハードディスクが、ケース下部の金属製フレームのみで固定され、外部ケースが強度的にあまり関連しないことに注目し、ケース上部のプラスチック部分を、2.5inchのハードディスクの面積分だけくり抜きクリアランスを確保したというものです。(Fig.2)

実際の運用は、Fig.3に示すように、半透明のプラスチックパネルをフラップ状に設け、ハードディスクが直接他の部分に接触しないようにしているそうです。この半透明プラスチックの材質はクリアファイルを加工したもので、ハードディスクに密着せず、ハードディスクにある圧力調節バルブを塞がないように配慮されています。

この改造により17mm厚のハードディスクが最大3台搭載出来ることとなったWallstreetは、最新のIBM Travelstar 25GSを選べば、バッテリー駆動時でも50GByte、AC駆動なら75GByteを利用できるわけです。すごいことになりますね。

fig.2 プラスチック部分をくり抜いて17mm厚のハードディスクが入るクリアランスを確保している。内蔵したIBM Travelstar 8GS(DYLA - 28100)が見えている。

fig.3 絶縁や子どものいたずらからの防御のために半透明のカバーで保護されている。

参考

  1. XcarEt Media Bay Unit、XcarEt Media Bay Unitについて 17/Mar 1999
  2. Apple:iBook Developer Note
  3. terurin氏よりの私信 29/Sep 1999

29/Sep.

iBook Developer Note

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iBookのDeveloper Noteが昨日再掲載されました。iBook発表当時、数日間AppleのDeveloper Siteに公開されていましたが、その後長い間消去されていたものです。細かい部分ですが変更の有った部分を箇条書きにして見ました。

  1. キーボードのロックスクリューが、工場出荷時にはロックされずに出荷されるとの表記が追加。
  2. USB suspend modeがI/O controllerのKeyLargoでハードウェア的にサポートされるとする表現から、具体的にUSB DDK APIを参照するようにと変更になった。
  3. 当初Uni-North IC(PCI bridge/Memory controller)にFireWireの論理レイヤーが含まれるとする表記が削除されると共に、Bootシーケンスを含むソフトウェア欄よりFireWireに関する表記か削除されている。
  4. AirPort Card Wireless LANで、単にaccess pointと表記されていたものが、base stationと直されている。

 

fig.1 iBookのブロック図

確かに大きな変更は有りません。しかし、全編からFireWireの表記が削除されたのは気になります。Uni-North ICと呼ばれるカスタムチップは、PowerMac G4 450(Swatooth)でも採用されたものです。2×AGPバスが利用できるApple初のPCI Bridge/Memory Controllerですが、その存在意義は旧iBook Developer Noteにあるように、より少ないチップでFireWire,100Base/T,AGP,PCIを実現することです。今回FireWireの表記が削除されたのが、このUni-Northから論理レイヤーが削除された、もしくは不良が見つかったと考えるのではなく、iBookが拡張の出来ないアーキテクチャを採用したため、今後増設不可のFireWireの表記があるのは不適当だとして削除されたと考えたいものです。

参考

  1. Apple:iBook Developer Note

25/Sep.

cache coherency

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