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Vol.35
12/Apr 2003
FAQ: Detail of 2.5inch Hard Disks (archives 1)

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60 gigabyte FDBPM 5400rpm 15G/p


Travelstar 60GH
44.8Mbit/mm2
146〜262Mb/s
5400rpm
2M/cache

 

20Gプラッターには及ばないものの、5400rpmの回転速度と15ギガプラッター、フルストロークを24msで済ませるアクチュエーターで、メディア間転送速度のスペック以上の性能が期待できる。1世代前のIC25T040ATCS04(4200rpm)よりも、少しだけ性能が優れている。

nak氏がPowerBook G4 667とExpressPro-Tools 2.7を使用して測定して送っていただいたデータは、連続読み出し速度は21.96メガバイト/秒、連続書きだし速度は18.71メガバイト/秒という結果である。外部ディスクて起動し、フォーマット直後に測定した結果で、nak氏は速度的に不満を持ったとのこと。性能的には最高値とはいえないが、その容量は他を大きく引き離す。増設の出来ないノートブックで最大級のドライブの約1.5倍、HFS+で55.88Gbyteという容量は他に選択子がないのも事実。静寂性については、回転音自体は静かだがIBM特有のアクセス音は聞こえるそうだ。

Enhanced Availabilityモデルです。通常保証されているのは一日平均10時間程度、read/write比が20%程度の使用が想定されています。Enhanced Availabilityモデルはサーバー用途に設計され、24時間連続稼働、read/write比を50%での性能保証を目標にしてあります。そのため、Active IdleとLow Power idleモードがありません。APM Tunerでパフォーマンスを高く設定した状態に似た動きをするでしょう。(実物が無いので、細かい省電力アルゴリズムまではわかりませんが、消費電力は若干上昇するでしょう)消費電力のスペックは変わらないのですが、こうした信頼性をあげてあるというこは、ファインチューンしてある(連続動作時の発熱を押さえるなど)と予想されます。

 48 gigabyte FDBPM 5400rpm

IC25T048ATDA05
33.6Mbit/mm2
241Mb/s
5400rpm
2Mbyte/cache

 

流体軸受けを採用し、静寂性をアピールポイントにしている。購入直後の動作音は、期待したほど静かな物ではないが、経年変化で差がでると思われる。2メガバイト搭載されたバッファーと、MacOSの相性は良くバッファーを使い切る2メガ付近までは約60メガバイト/秒の転送性能を期待できる。B's Crew 4.0では正確な性能を測定することができないため、ExpressPro-Tools 2.5.1を利用して測定した参考データが上記となる。

記憶密度という点では、33.6Mbit/mm2と、1プラッター15Gには及ばないが、5400rpmという高速回転で、実際のデータは15Gプラッターモデルを超えている。連続読み出し速度は19.67メガバイト/秒、連続書きだし速度は16.09メガバイト/秒という結果であるが、数ギガバイト使用した状況での計測結果であるため、参考値としていただきたい。容量が若干小さいが、3世代前のモデルよりも新しいIC25040ATCS05を選択すべきだろう。

40 gigabyte 20G/p


東芝MK4018GAP
54.3Mbit/mm2
156.9〜290.4 Mb/s
4200rpm
2M/cache

 

MK4018GAPには流体軸受けではなく、通常通りのボールベアリングを採用している。同じ容量のMK4018GASが流体軸受けだ。

1プラッター20ギガバイトであり、最大記憶密度が54.3Mbit/mm2は現在でも最高レベル。回転速度は4200rpmであるが、連続読み書き速度は十分高速であり、メディア転送速度も4200rpmモデル中最速である。Apple-T氏よりお送りいただいたベンチマークテスト結果を紹介する。 PowerBook G4 400にプロダクトナンバーAを組み込み、ボールベアリングながら大変静かだと感想をいただいた。連続読み込み速度は22.57メガバイト/秒、連続書き込み速度は22.07メガバイト/秒に達している。

注意点はプロダクトナンバーでA,B,P,Qはパワーブックで使用可能で、FとLは使用できない。

東芝製HDが起動ディスクに出来ないのはなぜ?

40 gigabyte FDBPM 20G/p


HITACHI
DK23DA-40F
4200rpm
2Mbyte/cache

 

日立製の流体軸受け、1プラッター20Gのハードディスク。Tak.氏から送られたベンチマークデータは、ごく小さいデータ転送時の立ち上がりが鈍く、トランザクション時間が若干長い印象を受けるが、非常に素直なデータで、2Gのバッファーを使い切る設計。氏によると、東芝と同程度に静かで速度もよく、好敵手であると感想を述べられている。連続読み込み速度は22.03メガバイト/秒、連続書き込み速度は22.15メガバイト/秒に達している。

40 gigabyte FDBPM 20G/p


FUJITSU MHR2040AT
56.4Mbit/mm2
147.2〜260Mb/s
4200rpm
2M/cache

 

1プラッター20ギガバイトの集積度で、密度的には大変高い。4200rpmという回転数は平凡で、キャッシュのサイズも2メガと変わらない。その反面、静寂性は高いという。ただし、Head Load/Unload system関連の音が大きいという印象があるという。

計測はサイレントモードではなく、通常モードで行った。Write時の方がよく、write backとしては素直な値である。ほかのハードディスクと違った結果となった。連続読み込み速度は21.23メガバイト/秒、連続書き込み速度は21.23メガバイト/秒である。速度的には、IC25T048ATDA05東芝MK4019GAXと比較すると1世代前となる。

データを送ってくださったApple-T氏の印象では、Load/Unload師の「カラン」という少し前のIBM風の音がしばしば聞こえ、Webブラウズ中に多少引っかかる雰囲気があるそうだ。これはAPM Tunerを190以上にすると効果を期待できるとのことである。図書館などでの使用など、静寂派にはうってつけであるとコメントをいただいている。

32 gigabyte 5411rpm

 


IBM Travelstar 32GH
21.7Mbit/mm2
120.8〜228.2Mb/s
5411rpm
2Mbyte/cache

 

3世代前の機種であるが、12.5mmの厚みに4枚のディスクを集積し、5411rpmと2.5インチではもっとも早い回転速度を実現していた。流体軸受けではないが、14ヶ月たった今でも、回転ノイズはほとんど聞こえないほど静寂性を保っている。

ベンチマークテスト結果は既に半分以上使用した状況での計測であり、理想的な値とはいえないが、充分高速であることがわかる。連続読み込み速度は18.38メガバイト/秒、連続書き込み速度は18.75メガバイト/秒で、第一線級の性能である。カタログ数値では劣るが、IC25N030ATDA04よりも優れているだろう。

30 gigabyte 15G/p


IC25N030ATDA04
39.8Mbit/mm2
235Mb/s
4200rpm
2Mbyte/cache

 

1プラッター15ギガバイトで、記憶密度が39.8Mbit/mm2と、3世代前のレベルであるが、割安感はある。WallstreetやLombardといったATAインターフェースモデルには十分な性能である。流体軸受けを採用し、静寂性にも気を配るなど、他社よりも価格が高めだが、十分納得できる性能を持つ。ExpressPro-Tools 2.5.1の結果は、連続読み込み速度は19.09メガバイト/秒、連続書き込み速度17.41メガバイト/秒であった。内部にほとんどデータが無い状態での測定であるため、理想的なデータが得られた。

厚みが9.5mmであることから、iBookにも搭載可能であり、人気が高い機種である。

30 gigabyte 15G/p


東芝MK3017GAP
41.4Mbit/mm2
155.4 〜286.7 Mb/s
4200rpm
1M/2M/cache

 

1プラッター容量が15ギガバイトの集積度。キャッシュサイズも大きく、 IBM のドライブと人気を二分するといっても過言ではないだろう。TAKA氏から送っていただいたベンチマークテストによると、連続読み込みこみ速度は19.68メガバイト/秒、連続書き込み速度は19.42メガバイト/秒に達し、テストでは良い結果となった。 キャッシュ取り扱いが違うため、実際の使用フィーリングは IBM よりも良くないという意見もある。流体軸受けではないため、経年変化により音が大きくなる可能性もある。

購入時にはプロダクトナンバーの語尾が「A、B、P、Q」、ファームリビジョンがZF01のものを購入すべき。

東芝製HDが起動ディスクに出来ないのはなぜ?

既に3世代前のモデルであり、特殊な理由を除き選択子に加える必要はないだろう。

30 gigabyte FDBPM


FUJITSU MHN2300AT
46.6Mbit/mm2
139.2〜245.6Mb/s
4200rpm
2M/cache

 

流体軸受けハードディスクでは草分けの富士通が、2.5インチハードディスクに同技術を採用した最初のモデル。プラッター密度も高く素性は期待できるが、富士通としては2.5インチ初めて採用となるHead load/Unload Sytemや、現在でもAPM Tunerに対応していないなど、コントローラーに不安が残る。

今回テストしたのはサイレントシークモデルにチューンされたモデルであり、すこし割り引いて評価すべきかもしれない。tagiri@K Place*氏がPowerBook FireWireで測定し、結果を送付していただいた。連続読み込み速度は20.69メガバイト/秒、連続書き込み速度は20.81メガバイト/秒に達し、現状では2.5インチハードディスク最速の結果となっている。(東芝の40ギガハードディスクがリリースされるまでは最速でしょう)しかし、キャッシュがヒットするはずの2メガ以内の速度は見る影もなく、シーク速度が遅い、もしくは制御ファームウェアの応答性の悪さを示唆している。通常モードでの速度調査ができていないので、サイレントシークモードがどれほどの影響があるのかは不明。

ただしサイレントシークモードの静音効果は絶大で、システムやアプリケーション起動時にも、シーク音がほとんど聞こえないとのことである。性能を無視し、静寂性を求めるなら最適の選択と思われる。

30 gigabyte 15G/p


HITACHI
DK23CA-30
39.7Mbit/mm2
130.4〜241.6Mb/s
4200rpm
2Mbyte/cache

 

9.5mmで30ギガバイトを実現する。流通量は多くなく、入手しにくいが、コストパフォーマンスに優れている。iBook Dual USBでの換装実績も報告され、今後の注目の機種。

30 gigabyte FDBPM 15G/p


HITACHI
DK23CA-30F
39.7Mbit/mm2
130.4〜241.6Mb/s
4200rpm
2Mbyte/cache

 

1プラッター15ギガバイトの日立製ハードディスク。39.7Mbit/mm2やメディア間転送速度のスペックのカタログ数値は十分高い。またDK23CA-30Fは流体軸受け搭載モデルであるので、静寂性も有利だろう。

かえで@林檎つまみぐい氏が送ってくれたベンチマークを見ると、25%使用済みのデータとしては十分な性能を発揮している。グラフの立ち上がりが若干IBMより鈍いことがトランザクション時間の長さを予想させるが、ATA66インターフェースの使用度合いはトップクラス。また、連続読み書き速度も19.21Mbyte/秒、連続書き込み速度は18.85Mbyte/秒と十分高い。IBM製と互角で東芝より若干おとる。

バッファー性能ではIBMよりも僅かにおとり、東芝よりも良く、連続性能では東芝より僅かに劣り、IBMよりも僅かに優れている。(測定環境はPowerBook G4 400/15)

既に3世代前のモデルであり、特殊な理由を除き選択子に加える必要はないだろう。

価格情報 *1

20 gigabyte


東芝MK2018GAP
54.3Mbit/mm2
156.9〜290.4 Mb/s
4200rpm
2M/cache

 

MK2018GAPはこれまでと同様ボールベアリング軸受けを採用している。2.5インチハードディスクとしては2001年9月の時点で最高密度となる、1プラッター20ギガバイトのドライブとなり、最大記憶密度が54.3Mbit/mm2に達した。回転速度は4200rpmであるが、この密度上昇から、連続読み書き速度の向上が見込めるため、メディア転送速度もスペック上は最速となった。また、リリース直後から比較的購入しやすい値段であり、高速FireWireインターフェースと組み合わせて、外部ディスクとしても注目される。

注意点はプロダクトナンバーでA,B,P,Qはパワーブックで使用可能で、FとLは使用できない。

東芝製HDが起動ディスクに出来ないのはなぜ?

20 gigabyte


FUJITSU MHM2200AT
25.0Mbit/mm2
131.2〜229.6Mb/s
4200rpm
2M/cache

 

富士通製のハードディスクは、MHNシリーズで初めて流体軸受けと、Head Load/Unload systemを採用する。MHMシリーズは1世代前に相当するが、他社と比較すると2世代前といえるだろう。

15 gigabyte 15G/p


東芝MK1517GAP41.4Mbit/mm2
155.4 〜286.7 Mb/s
4200rpm
1M/2M/cache

 

MK3017GAPと同じ筐体、同じ記録密度を持つが、プラッターの枚数は1枚で、動作速度はMK3017GAPに準ずると考えられる。41.4Mbit/mm2という記憶密度は2001年6月現在、市販される2.5インチハードディスクで最高である。上記のベンチマークテストは、「MK1517GAP HDD2157 A ZF01」、すなわちプロダクトナンバーA、ファームリビジョンはZF01で、2メガバイトキャッシュを搭載するモデルである。確かに素直に2メガバイトまでは最大59.4メガバイト/秒の転送速度を誇る。購入時にはこのプロダクトナンバーとファームリビジョンを確認すべきだろう。現在知られているプロダクトナンバーで動作可能なものは「A、P、Q」だ。

東芝製HDが起動ディスクに出来ないのはなぜ?

連続読み込み速度は17.48メガバイト/秒、連続書き込み速度は17.12メガバイト/秒であり、スペックでは劣るIC25N030ATDA04よりも若干ではあるが下回った結果となった。(ベンチマーク提供:祝田氏、測定機種PowerBook FireWire 500/14 (初期型)

祝田氏によると、ATOK13による日本語入力に支障はなく、システムやアプリケーションの起動などが素早くなったと感じているそうであるが、時にアプリケーション切り替え時に反応が鈍く感じることがあるそうだ。この部分はAPMのチューニングの差が出たものと思われる。価格的に大変こなれており小さい容量でもトップレベルの高速性を手に入れることができるため、容量的に不足がなければ換装対象になるだろう。

静寂性に関しては、購入初期はIBMのどのモデルよりも静かであるという情報が多い。しかし、流体軸受けを採用したIBMと比較すると、経年変化後の静寂性に関しては期待できないかもしれない。

すでに3世代前のモデルであり、よほどの理由が無い限り選択子に加える必要はない。

 

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