NeXT & MacOS X
Vol.1b

1/Jan 1999
23/Jul 2002 (mod)

environment

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001_ server

001_ server

2台のNeXT station turbo colorが稼働していた。一台はFile, Printer, Fax, NFSサーバーとして、もう一台はMathmaticaの分散処理用だった。

中央の白いタワーマシンはクライアントとして、主にオペレーションはすべてこのIntel機から行った。DOS/VベースにNEXTSTEP for Intel Ver3.3Jをインストールしていた。

002_ NeXT station turbo color

現在2セットあるNeXT Station turbo colorは、発売当時としては最も新しいモトローラの68040の33MHzを搭載していた。

同時期に発表されたMacintoshのQuadraシリーズとの決定的な差は、Memory controllerであるTMC (turbo memory controller)などのチップセットだろう。

DRAMとGDRAMを当時得られるもっとも優れたスループットで接続し、Color Display Postscriptを十分なスピードで実現していた。

グラフィックは一見フルカラーのようにも感じたが、実際には4096色をディザ表示していた。この16bitカラーシステムがMacintoshの様に、3万2000色(15bit)にせず、12bit+4bitのアルファーチャンネルを持たせたことで、現在の透過型ウインドウに通じる技術をこの時期に実現していた。

002_ NeXT station turbo color

003_ NeXT Cube

003_ NeXT Cube

最初に発表されたNeXTコンピュータはその心臓部にモトローラ社の68030CPUと68882コプロセッサ、それからCPUと並行処理できる56001DSPを搭載していた。ケースはマグネシューム合金性の強靭なもので、一切のスイッチ、インジケーターは認められない。

NeXTコンピュータは光磁気ディスクを初めて搭載したパーソナルコンピュータでもあった。しかし、それはまだ今の様に共通化し規格の定まったものでは無く、専用のNeXT社がデザインしたVLSIでコントロールされたもの。後期のモデルではコンセプトの先進性に性能が追いつかず、除外されてしまった。

モニターは4階調のグレースケール。しかしその後発売されたカラーモデルはdimension boardと呼ばれ、本体よりも高性能なRISCをコントローラとして利用していた。

004_ DOS/V white NeXT

1994年の夏に組み立てたwhite NeXT。使用しているのは当時問題なったわり算を間違えるペンティアムプロセッサ。クロック数は僅かに90MHzである。NeXTSTEPは軽く、操作感は軽やかだった。

マザーボードはPCIとEISAの組み合わせ、Dual Pentiumをサポートしたサーバー用を使用。NeXTSTEPで安定するPCI用SCSIインターフェースボードが存在しなかった当時、サーバー用高性能EISAボードを利用するにはこうした組み合わせが必要だった。

004_ DOS/V white NeXT


1994年当時、NeXTがハードウェアから撤退する替わりに、Intelベースへ移植したNeXTSTEP 3.3J for Intelを利用するため、組み立てたDOS/V機が、004_ DOS/V white NeXTです。

マザーボードにはDual Pentiumのボードを選択しました。結局のところNEXTSTEPがDual CPUに対応することはなかったのですが、もともとMach OSであるNEXTSTEPが正常進化していれば、当然マルチCPUに対応すると思い選択しました。このとき日本のNeXTユーザー会であるネクサスでも、マルチCPUのマザーボードにこのOSを載せたことのある人は見当たらず、ショップに相談してももちろん、保証の範囲でもないし、乗せて動いたという人も聞いたことがないとの対応でした。誰かがやるまで待てない性分の私としては、結局忠告を無視して、このマザーをシングルCPUとして稼動させることにしました。

このASUSTek PCI/E-P54NP4は、チップセットがIntel Neptune 82430N PCIset(TM)とWrite-backの2次キャッシュのstatic RAMを256KB(12ns)搭載していましたが、元々NTサーバー向けのボードなので熱対策や信頼性、拡張性を買ったわけです。

かしその選択は非常に高価なものになりました。当時16万円ほどしたEISA SCSIボードを購入し、RAIDを目指しました。しかし、SCSIボード上にキャッシュを搭載し、最後にRAIDを組む段になって、RAIDコントロールチップだけが輸出規制に合い、結果的にRAID 5を実現することはありませんでした。さらにグラフィックカードも表示させるまで、一筋縄ではいかなかったのです。

択範囲がとても狭いSCSIカードに比べればいろいろ選べたとはいえ、当時のNEXTSTEP For Intelはグラフィックカードにの選択も大変気を遣いました。発色の良さ、描画スピードの速さなどからNumber Nine Corp.のGXE64Pro Graphics adapter(PCI version)を選択しました。発色、画面の解像度とも当時としては満足できるものでした。NANAOのトリニトロンモニターとの組み合せは、Black NeXTのフィリップス純正モニタを見慣れた目には、OSの印象を変えるほど鮮やかでした。

しかし、このボードがあっさり動いたわけではありません。1995年4月27日版のドライバーが、

グラフィックスカードのBIOSのRev1.03.08以上はサポートしないという制限があったのです。この箱を開けないとわからないBIOSのおかげで、古いBIOSにあたるまで、カードを何枚も購入するはめになったのです。

うして、SCSIカードもグラフィックスインターフェースカード、サウンドカードも何枚もムダにしながら、やっと組あがったのが004_ DOS/V white NeXTです。今では全く使用することなく、オブジェになってしまっていますが、当時の苦労を考えると手放す気持ちにはなりません。

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Written/Edited by Y.Yamamoto M.D.

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